Z1100GP エンジンブロー

最近、レストア系の話ばかりなので、通常の作業の話です。
今年の4月の桜が散る頃、レッカーにて入庫したZ1100GPです。
その時は、チャージ不良でレギュレーターの交換作業にてお渡しした車両ですが、5月のツーリングにて、2サイクルのような煙を吐き走行していました。オーナー曰く、最近特に酷くなってきたとのことです。今度、エンジンを開けてみよう。と会話をして、その日は帰宅しました。その後、自宅の近くまで来たときに、突然不調になり、自宅につく寸前にエンジンが止まったのことです。オーナー曰く、エンジンがオイルまみれで、どこから出ているのかもわからないとのこと、イヤーな予感です。1557287297563.jpg
ツーリング時の画像です。最初の休憩では未だ普通でした。1557287297199.jpg
この頃には、一緒に同行する人々が皆、煙が酷いと口々に語っています。
翌日、またまたレッカーにて入庫しましたので、早速分解すると、まず、マフラーから異物がコロリと出てきました。作業を進めていき、ヘッドを下すと大体の想像が付きます。CIMG0357.JPGCIMG0359.JPG
バルブガイドが完全に抜けています。マフラーから出てきたのは、この異物でした。
ヘッドはこんな感じです。
CIMG0302.JPGCIMG0307.JPG
CIMG0308.JPG
こちらは正常の画像
どの様にして、この様になったのかを、想像すると
Z1100GP 001.jpg
絵が下手ですみません。
まず、1は正常、2でバルブガイドの圧入が緩みガイドが動き出す。(煙が出始める頃)、3でガイドが上下に動くため、ヘッドを叩き凹みだす。ちなみに、緑色はガイドリングでガイドが下に落ちなくするストッパーリングです。4でガイドが叩くストロークが増える為、どんどんとヘッドを掘っていきます。多分煙りはMAX状態でしょう。予測では4番くらいが自宅数キロ付近でしょう。5で欠損したガイドはポートを通してマフラー内に侵入したと考えられます。
ダメージはガイドとバルブホール、シートリング、バルブ、ピストンですね。
不幸中の幸いはガイドがマフラー方面に出たため、シリンダー関係にダメージが出ていないのと、自宅間近で止まったため、すぐに停止したところですね。
修理のイメージはこうです。
絵が下手ですみません。
Z1100GP2 001.jpg
1が現状です。
ボーリング屋さんと相談した結果お互いに溶接の穴埋めは避けたいとのことで、
2でホール修正を行い、
3でスリーブを圧入する土台を削ります。
4にて圧入するプラグを制作して、
5で圧入、
6にてガイドホールの穴あけ加工ごガイドを圧入するオペを依頼しました。CIMG0354.JPGCIMG0355.JPG
完成したヘッドです。ボーリング屋様、いい仕事をしてくれました。
これから組み込み作業をしますが、何故このようなことになったのかを、考え対策をして組み込みを行います。
バルブエキゾースト付近が少々青く焼けていたので、おそらくオーバーヒート?バルブタイミング?などが原因ではないでしょうか、

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